日本国内で年下夫年上妻の夫婦はここ30年で倍増しているそうです。

戦前から1985年までは10～12％だった年上妻が、2005年にかけて一気に20％代に拡大し、2020年には全婚姻数の24.5％、およそ4組に１組は年上妻になっています。

これを単に草食男子・肉食女子の増加、と片付けてしまう見方もありますが、それだけではないはず。魅力的な年上の大人女子が増加したというのも理由にあるのではないでしょうか。
自分を幸せにできるのは自分だけ。そのことを分かっている大人女子は、男性に「幸せにしてもらおう」などとは考えていません。むしろ「パートナーを幸せにしたい」という気持ちで、好きな人に接することを考えています。

男性が守ってあげたくなる女性を好むというのは事実ですが、それは「言いなりになる女性が好き」ということではなく、むしろ自分の意見をしっかり持った自立した女性に好感を持ちます。なぜならば、そういった女性の方が「依存しないでいてくれる」から。いつも一緒にいる事を強要されたり、男性がいないと何もできない、決められない女性では男性はウンザリしてしまいます。

自立した女性とは自分の意見を持ちつつ、またそれを上手に相手に伝えられる女性。自己肯定感が高く自分の考えや判断に自信を持っていますが、それを相手に強要することはありません。
自立した頭のいい女性は弁もたつので、自分の価値観や信念を理論的に説明して相手が納得せざるを得ないような講釈をしてしまいがちですが、本当に利口な大人女子は決して自分の主張ばかりはしません。『絶対に正しいのはこちら』というスタンスを崩さず、男性を論破してしまっては、たとえそれが本当に正しいことであっても男性に負けを認めさせる事になり、男性の“女性を守ってあげたいヒーロー願望”が粉々に打ち砕かれ、みじめな敗北者になってしまうことも知っています。「何者にも依存しない強い精神を持ちつつ、男性のやることはおおらかに受け入れ、優しい笑顔でいて欲しい。」という男性の本音をよくわかっているのです。
自分の強さ・賢さ・正しさばかりをひけらかすことなく、時にはバカなフリ、出来ないフリ、頼りないフリもできる“可愛らしさ”を持ち、自分の分相応を分かっている大人女性はとても素敵です。

仕事・生活・人付き合い。すべてにおいて「自分の適量」を分かり、相手のことも受け入れる器のある大人女子は圧倒的に魅力的なのです。