４０代、５０代になると人生を長く生きてきている分、経験値が上がるので「どうせ結婚するならできるだけ条件のいい、自分の好みにあった人」と考えてしまいます。結婚相手に対して色々な条件を付けたくなってしまいますね。例えばあなたが男性なら「家事は完璧にこなせる女性がいい」とか「買い物上手で節約上手な経済観念のしっかりした人」とか、女性ならば「年収は一千万以上の男性がいい」とか「趣味に没頭しないで家事分担に協力的な人」とか。

夢は膨らむばかりですが、アラフォー・アラフィフの方に限らず、あまり多くの条件を頑なに言い張っていては、なかなかそれに合う人は見つかりません。どうしても譲れない条件の2つくらいにしてみてはどうでしょう。それは個人の努力では変えられないもので選ぶといいですね。

例えば身長。これは大人になってからは急に伸ばすことはできませんし、縮めることももちろんできません。たまたまフィーリングが合って一緒にいて楽しいな、と思えた人でも「身長が釣り合わないこと」がネックになってどうしても友達以上に思えない、なんてことになるとそこに割いてしまった時間も労力も無駄になりますし、なによりお相手にも失礼です。そういった「どうしても譲れない条件」というのは自分の中で明確にしておくといいですね。婚活の際にも「絶対条件」として一つか二つ、あげておくべきでしょう。
逆に、顔の造作などについては、男女ともに妥協できることが多いそうです。既婚者を対象に行ったアンケートで「配偶者に妥協した点はどこですか」という問いに「容姿（顔）」と答えた人が一番多かったそうです。“恋は盲目”“あばたもエクボ”といったところでしょうか。好きになってしまえば顔の造作など表情一つで輝いて見えてしまうものです。
結婚活動は偶然の出会いを期待するのではなく、効率的に間違いなく理想の結婚に近づくプロセスですから、ご自分にとって何が許せて、何が許せないのか、明確にしておくといいのです。４０代５０代の婚活は、あまりのんびりとした時間はありませんが、効率的に婚活を進めるためには自分自身の心とじっくり対話することも必要です。