いつも元気で明るい彼が、今日はなんだか沈んでいるな、なんていう日もあるかもしれません。そんな時、あなたはどんな風に声を掛けますか？

基本的に男性は、嫌なことがあったとしてもそれを彼女に愚痴ってストレスを発散するということはあまりしません。女性同士であれば嫌なこと、不愉快なことを口に出してその感情を共有してもらうことでかなりのストレス解消になります。その問題が解決しなかったとしても、話を聞いてもらうだけで心に背負った荷が軽くなると感じられるもの。ですが、男性はそう簡単には悩みや困りごとを言い出すことはできなのです。

それでも、彼に元気になってもらいたいと思うなら、元気になる会話を楽しみましょう。

コツの一つ目として「どんな話も否定しない」こと。彼がどんな話をしても「そうはいっても」とか「それは違う」というような否定語を一切使わないで話を聞いてみましょう。この場とは関係ない話でも、あなたが聞きたい話じゃない話でも、とにかく否定しないで聞くことです。

人はつい他者が話すことを「できる」「できない」とか「○か」「×か」という判定をしがちですが、そうしてしまうと話す人は言葉を発することができなくなってしまうのです。大切なのはとにかく吐き出させてあげること。いいも悪いもなく、なんでも話せる環境を作ることです。

そして二つ目に「うなずきながらきく」ということ。「うなずき」はつまりは肯定ですから、笑顔でうなずきながら聞いてくれる人が目の前にいると、人は安心するのです。その安心感が話す力を引き出してくれます。徹底的にうなずきながら聞きましょう。

三つ目のコツは前向きな話をすること。明るい肯定的な話は人を元気にします。「褒めること」「感動した話をすること」「何かをよくするための提案」「楽しみの計画」「おいしいものや好きなものの話」こういった明るい言葉は明るい空気を作っていきます。

元気がない彼を励ますには、何が彼を悩ませているのかを根掘り葉掘り聞くのではなく、明るい空気を作ってあげることです。話せる時がくれば、話してくれます。