人間は忘却の生き物だ、という言葉があります。ドイツの心理学者：エビングハウスの忘却曲線というグラフを見たことがあるでしょうか？このグラフによると、人は新しく何かを覚えたとしてもほんの２０分後にはその内容の４割を、一週間後には６割を、一ケ月後にはなんと８割を忘れてしまう、という恐ろしい（！）事実を物語っています。
そんな事実を突きつけられると、どんなに素敵な出会いがあっても一週間後には半分以上忘れられてしまうのか、と少し残念な気持ちになりますが、あきらめる必要はありません。この忘却曲線は実は「無意味な音節を記憶したときの記憶の低下について」を表しているので、もしもこれが本人にとって意味のあることや、映像として目に見に焼き付くような、印象的または衝撃的な出来事であれば忘れづらくなるわけです。

また、薄れゆく記憶を留めておくにはタイミングよく反復学習をすると効果があるとの研究結果も出ています。先ほどの話で、一週間後には６割の記憶が無くなってしまうのであれば、その一週間以内にもう一度思い出せるような仕掛けを作っておけばいいわけです。
そういったことを踏まえ、もしも自分のことを覚えていてほしい女性に出会ったならば、印象に残る場面を自ら作り出しましょう。例えば、ほかの男性があまりしないテレビドラマの一コマのようなちょっと強引なアプローチ。または、わざとできるものではありませんが、彼女の前で派手な失敗をしたりすると長く印象に残りやすいようです。普通はあまりしない大きな失敗談などを笑い話として話したりすると、女性の心には驚きとともに記憶に残りやすいかもしれません。

そしてその後、遅くとも必ず一週間以内に彼女に連絡を取ることです。完全に忘れられてしまう前にもう一度印象的な記憶を取り戻すことができます。そのあとは定期的に連絡を繰り返す。その周期はだんだん間隔が空いても繰り返し連絡することで記憶には留まりやすいのだそうです。