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結婚とは“運命共同体”になる覚悟

日本の法律上、日本人同士が婚姻する場合、夫および妻は、どちらか一方の姓を選んで二人は同じ姓を名乗り、新たにお二人の戸籍ができます。姓に変更がなかった方が筆頭者となるので例えば、夫の姓を選んだ場合は、新たに夫を筆頭者とし、妻を配偶者とした戸籍ができます。二人で一つの戸籍に入り“家族”となるわけですが、これは男女が結婚したら家族タッグを組んで、世間の荒波に一緒に立ち向かう覚悟をするということです。
恋愛中はそんなことは全く考えなくてもよかったはずです。世界は二人のために回っているような、二人を中心に世の中が回っているような、そんな幸せな気持ちでいたはずです。

ですが、結婚して家族になるということは物理的に一つ屋根の下で暮らすというだけでなく、法的にも運命共同体になるということです。
繁栄するときも衰亡するときも運命をともにすることを互いに了解し合った関係のことを運命共同体と言いますが、よく教会での結婚式で神父さんが「病めるときも健やかなるときも富めるときも貧しい時も汝これを愛しこれを敬い・・・」と誓いの言葉を言ってくださいますが、この誓いはまさにこのことなのです。

生きていればいいことばかりではありません。いい時は一緒に喜び、悪い時はともに励まし合いながら耐える。男性も女性も、パートナーとそういう運命共同体になるのだという心の準備をして結婚に臨みましょう。