男性ならば誰でも一度は、想いを寄せるお相手に宝石のプレゼントを考えたことがあるでしょう。
ダイヤモンドやルビー、サファイヤ、エメラルドといったキラキラ輝くアクセサリーはいつでも女性を魅了し、気持ちを高揚させます。そしてそれを贈った男性の方も少し誇らしい気持ちになれるものです。「愛する人がこんなに喜んでくれるなら、何度でも買ってあげたい」と思うかもしれませんね。ですが、あまり高価なモノはそう頻繁に購入するわけにはいきません。

アメシスト（アメジスト、amethyst）という宝石をご存じでしょうか？アメシストは、紫水晶（むらさきすいしょう）ともいう呼び名でも知られ、２月の誕生石としても有名です。
石言葉は「誠実・心の平和・高貴・覚醒・愛情」など。そのため『愛の守護石』とも呼ばれ“愛と慈しみの心”を芽生えさせ、真実の愛を守るパワーを与えてくれる石と言われています。
『紫水晶』という和名の通り、透明感のある美しい輝きと幻想的なパープルが特徴のアメシストですが、紫色は日本でも古来より格式の高い高貴な色とされていたので、数ある水晶の中でも最高ランクに格付けられています。
また心の平和をもたらす力もあると言われているので、冷静さが必要とされる場面でも身につけていたい石です。
そんな風にアメジストは、身につけることでお守りになる石なので、大切な人への贈り物にぴったり。なんと言っても多くの宝石の中にあって水晶は比較的安価なので、容易に手が届くところが魅力なのです。
宝石としての価値ばかりではなく、アメシストに込められた意味を贈るのであれば価格は度外視してもいいのではないでしょうか。高貴な紫色とそれに込められた意味、そして秘めたパワー、そういうファンタジーを贈るのならば多少安価なものでもいいでしょう。アクセサリーになっているものであれば、石のカッティングやデザインの美しさも価値あるものです。

またアメシストは、ギリシャ語で「酒に酔わない」を意味する『amethystos』からきていると言われています。古代ローマでは、アメシストの杯で酒を飲むと、悪酔いから体を守ってくれるという言い伝えもあるそうで、浮ついた人を遠ざけ素敵な恋人を招き寄せるパワーもあるとされているので、贈り物としてでなく、自分自身の恋愛成就のお守りとしても持っていたい石です。