昨年発表された「恋愛・結婚調査2019」によると、“現在未婚でも将来結婚したいと思っている20代～40代の男女”の46％、約半数が「自分は結婚意向はあるが、結婚することは難しいだろう」と思っているという結果が出たそうです。そしてその理由として約6割の人が「出会いがない」と答えているそうです。

ですがこの結果には疑問が残ります。
確かに毎日朝から夜まで会社の中で働きづめで休みの日も疲れをとるので精一杯、という人は『出会いがない』と思ってしまうのも無理はありません。でも今や国民の8割以上がモバイル端末を保有している時代、マッチングアプリやインターネットサイトなど、出会いを提供するサービスはネット上に溢れているはずです。その気になればいつでもどこでも、自宅で寝転んでいても出会いは作れるにも関わらず、結婚できない理由として「出会いがない」と考えているのはなぜなのでしょう？

個人的な感想になりますが、その理由はその人の考え方や心の問題のように思えてなりません。
インターネットの出会いサービスは、普通に生活していたら出会えるはずのない人と知りあえるという点で出会いのチャンスと考えて間違いありません。遠く離れた場所に住んでいる人や、自分とはまるで接点のない仕事に従事している人など、インターネットが普及していなかったら一生出会うことはなかったであろう人とも出会うことができます。
まして、新型ウイルス感染防止対策のとられている昨今、大勢の人が集まるパーティーの開催や遠方との往来が制限されている中で、スマホやパソコンの向こう側に出会いを求める方法は、今の時代にピタリと即した出会いツールのように思えます。
こんなに素晴らしい出会いのきっかけがあるにも関わらず、若い男女が「出会いがない」と感じてしまう理由、それはそのツールを使う人の心なのだと思います。どんなに素敵な出会いがあってもその時の出会いに心が“ときめき”を感じないと何も起きないからです。

では、その“ときめき”はどうしたら生まれるのでしょうか？
この続きはまた次回。