笑顔は世界を幸せにする
2020.10.19
『笑顔に勝る武器はなし!』というほど笑顔はそれだけで周りを幸せにできます。
輝くような笑顔の人は芸能界でも実世間でも、いつでもどこでも人気があるものです。たとえ容姿が特別よくなくても、男性からも女性からも愛される存在です。
ではなぜ、笑顔が人から好まれるのでしょうか?
深く考えたこともないという方がほとんどでしょう。人の笑顔は無条件に人を安心させるからです。
でも実はこのことが人が笑顔を好む最大の理由なのです。
ある比較行動学者が、人間の挨拶の持つ役割について調査しました。バリ島の原住民など、文化も宗教も異なる様々な人々の挨拶行動を観察した研究があります。
その結果からヒトは「誰かと出会った際、お互いを見つめてから1/6秒ほど眉を上げ、そのあとに微笑む」という共通の行動が組み込まれていることを発見しました。
その学者曰く、「誰かと出会ったときに『眉を上げる』という行為は、視線が相手と会った瞬間の不安や警戒を表すが、その後の『微笑む』という行為が、その場の緊張を解き、互いの攻撃性を弱めることに役立っている」ということです。
つまり、出会いがしらにヒトが笑顔になるのは「私はあなたに攻撃することはありませんよ」ということを相手にアピールし、互いを安心させるためだということなのですね。
人種や文化を問わず共通するこの挨拶パターンは、ヒトという種に固有な行動であるとみなすことが出来ます。
つまり、人と出会った際に「笑顔」になるのは、人間の持つ本能的な行動なのです。
私たちは生まれながらにして、「笑顔」によって他人とのコミュケーションを円滑に運ぶための機能を持っているという訳なのです。
ほかにも笑顔には、相手からの好意を引き出す力もあります。
そもそも対人関係における笑顔とは、自分の中にある「喜び」や「楽しさ」といったプラスの感情が溢れたときに現れる表情です。
「この人といると楽しいな、うれしいな」と思った時に、笑顔は自然と浮かんでくるものです。
つまり、笑顔はそれを向ける相手への好意の現れなのです。
そして、人はそうした「好意の現れ」としての笑顔を向けられると、自分自身もその相手に好意を抱くようになります。「自分を好きになってくれた人を好きになる」という心理が働く、と言えば分かりやすいですね。
そんな理由で いつも笑顔の人は誰からも敵対視されることなく、好意を持たれるわけですね。
ちなみに、モテる人は笑った時に「頬筋(ほほの内側の筋肉)」が見えるというのが共通点なのだそう。
笑顔美人を目指すなら1日に最低3回、自分の中で最高の更にその上をいく120点満点越えの笑顔を作ってみましょう。“笑顔筋”を鍛えて、どんな困難にも打ち勝つことができる最強の笑顔を身に着ければ、向かうところ敵なしです。
まずは自分が笑顔でいることです。その笑顔は恋人や家族を元気づけ、周りの人を明るくしていきます。そしてその笑顔の輪がどんどん広がって、やがて世界を幸せにしていくのです。