人生は自分が主人公のドラマ
2020.9.12
『事実は小説より奇なり』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
現実の世界で実際に起こる出来事は、空想によって書かれた小説よりも不思議で奇跡に満ちているという意味ですが、そんなドラマティックな出来事に、あなたは実際に遭遇したことはありますか?
「そんな珍しいことなんて私の人生にないよ」と思うかもしれません。でも実は、単調で平凡に感じる毎日にも奇跡はたくさん起きています。そこにあなたが気づくか気づかないか、というだけ。
ただ漫然と日々を過ごしていては“奇跡”という一瞬の輝きに気づくことができないのです。
毎日起こる一つ一つの事象の意味を考え、大切に過ごしてみましょう。朝起きるとき、体はどう感じているか、部屋に差し込む光は明るいのか暗いのか、何の音が聞こえるか。今日の予定を考えるとき、自分の気持ちはどう感じているのか。
五感のすべてを使って『思いを込めて過ごす』と言ったらいいでしょうか。そうすることで日々の生活が驚くほど新鮮に感じてくるはずです。自分自身が守られ生かされている存在だということに気付けたらあなたのドラマの主人公になるときです。
例えば恋愛一つとってもいろいろな形があるはず。自分はどんな恋愛に喜びを感じるのか、どういう付き合い方をすると自分や周りはどう変化するのか、そういうところまで考えながら思いを込めて生きるのです。
これからどういう恋愛をしようか、という計画を立ててみるのもいいですね。どういう人と出会い、どんなお付き合いをするのか、恋愛の脚本を自分で描いてみることで、引き寄せられてくる恋愛だってあるのですから。
仕事に関してもまずは自分の人生ありき。あくまでも主人公は自分。
恋愛至上主義で生きてもいいし仕事か趣味か結婚かと秤にかける必要もありません。現代日本人はがんばるあまり、つい仕事がメインになりがちですが、私たちは仕事のために生まれてきたのではなく、自分はどう生きるかという生き方の中に仕事や趣味あり、恋愛や結婚があるのです。
自分が主人公でいると人生は輝きに満ちて見えます。仕事や人付き合いも楽しくなり、心が安定していきます。
自分自身の心を大切にしている人は『仕事をさせられる』ということがなくなります。仕事も自分の人生の喜びの一つになるので、感謝の気持ちが芽生えるのです。仕事があることに感謝でき、憎い上司までが何だかありがたい存在に思えたり・・・。そうしているとまた仕事がさらにうまく運び始める。恋愛も家庭も仕事もすべて、喜びに満ちていくのです。
事実をもとに作られた映画も少なくありません。あなたの人生だってそれに負けないくらいキラキラ輝いているのです。そんなドラマティックな人生を存分に楽しめばいいのです。