親御さんやご親戚の方、または仲の良い友人に
「もっと恋愛に積極的になりなさい！」なんて言われたことはありませんか？
恋愛に臆病な人は、この『積極的に』なれないから困っているのですよね。
「そうできるなら始めからそうするよ！」と思わず言い返したくなります。
男性でも女性でも、そんな方の心の底には
「異性に対して積極的にアプローチしたいけど、ガッついているようで格好が悪い。」
という思いがあるのではないでしょうか？

「恋愛に積極的」なのと「恋人欲しさにガツガツする」のは違います。
異性との関わりを求める意味では一緒かもしれませんが、
前者は「お相手が自分を気にかけて、好きになってくれるように努力する」のに対して、
後者は「自分がお相手を強引に捕まえようとする」のです。
積極的な人は自分からアプローチはしても、謙虚に相手の気持ちに配慮して場所も言葉も選びます。
お相手の心が動くように「仕向けて」行くのです。
フォーカスしているところがお相手にあるか、自分にあるのかで態度も明らかに違います。

例えば意中の人をデートに誘いたい時、
まだそんなに親しくもないうちに、一足飛びに
「今度の日曜、一緒に〇〇へ行こうよ！」という誘い方ではなんだかガツガツして見えますが、
「〇〇のチケットを知り合いからもらったんだけど、一緒に行ってくれないかな？」
とちょっと困った様子でお願いされたら
男性でも女性でも「助けてあげたい」という気持ちになるものです。
その時は都合が悪くて断ったとしても、心のどこかで
「あの人の頼み事を断ってしまった」という罪悪感が残りますから
二度目はきっとOKするでしょう。

「恋愛に積極的」な人は
「お相手が自分を気にかけてくれるきっかけや種まきを積極的にしている」だけなのです。
こう考えると、恋愛に積極的になるのも恰好悪くはないと思えませんか？